よく見る犬のボディランゲージ

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言葉を持たない犬たちが会話するときは、犬特有のボディランゲージを使っています。

特に、相手や自分の気持ちを落ち着けるために使う「カーミングシグナル」は犬を飼ったら一度は耳にする概念で、合計で30個ほどあるともいわれています。

そこでこの記事では、犬を2匹飼い、ほぼ毎週末いろんなドッグランに遊びに行っている飼い主が、自分の愛犬だけではなく、他のワンちゃんでもよく見かけるボディランゲージを10個ご紹介します。

目次

ボディランゲージの意味

犬は、ボディランゲージを通じて、自分の感情を表現しています。感情といっても、人間のような複雑な感情ではなく、もっとシンプルなものです。

個人的には、あまり「擬人化」しすぎると、正確に犬の気持ちが読み取れなくなり、お互いのミスコミュニケーションのもとになると考えています。

まずは、犬がボディランゲージを通じて表現したい感情はどんなものか、またボディランゲージ見れるようになるポイントをご紹介します。

(先にボディランゲージの種類を読みたい方は目次から飛んでくださいね)

犬が表現したい気持ち

犬の気持ちをボディランゲージから読み解くときは、初歩的な段階ではまず、今愛犬は「ポジティブ」な気持ちなのか「ネガティブ」な気持ちなのかを感じ取ると良いと思います。

ポジティブな犬の気持ち
・嬉しい
・楽しい
・リラックス
・期待
・興味がある(狩猟動物である犬は、鼻を使った探索が大好きです)

ネガティブな犬の気持ち
・イライラ /不満
・拒否/不快
・恐怖/警戒
・当惑(どうすればよいのかな?)
・不安

「嫉妬」「反省・振り返り」のような、人間が持つ複雑な感情は持たないといわれていますが、ここは飼い主さんで意見が分かれるところかなと思います。

例えば・・・

1:お散歩中に、相手の犬の飼い主さんに「こんにちは~」と甘えていたりすると、相手の犬が「僕のママとらないでよ!」(※本当かどうかはわかりません笑)と言わんばかりに邪魔しているシーンは良く見られます。「嫉妬」ですよね

2:飼い主さんが留守の間に、家の中のごみ箱をあさってしまい、帰宅後「なんでこんなことしたの!」と怒られたあとしばらく、「ごめんなさい…」(※こちらも妄想のセリフです)としゅんとしているような愛犬の姿が見られることもあります。「反省・振り返り」のようですよね。

個人的には、1はありで2は微妙かな~と思います。(※ほんとに個人的な意見です!)

なぜなら、犬は「今現在」を生きる生き物なので、人間のように過去や未来のことを思考することはないからです。

1は目の前で、自分が最も愛着を持っている人が、他の犬に愛情を注いでいるのを見て、「不快」な気持ちになったのかな?と思いますが、2は、すでに起こってしまったことに対して「なぜ僕はこんなことをしてしまったのだろう?」と過去を振り返っているようには思えないからです。

「飼い主さんはまだ怒っているかな?」と様子をうかがう感じが、「ごめんなさい…」と反省しているように見える、のが正解では?と思います。(しつこいですがあくまでも個人的な意見です!笑)

ただ実際、犬の感情の感じ方や種類も人間同様に個体差はあるでしょうし、長い間人間とともに生活してきたことによって、感情の種類が多様化してきているんだろうなとは思います。

今愛犬はどんな気持ちかな?を考えるときは、犬は「今現在の」、目の前の「具体的な事象に対して」何かを感じている。ということをポイントにしてみると良いと思います。

ボディランゲージ観察のポイント

状況によって、同じボディランゲージでも意味は異なりますので、犬のボディランゲージを正しく読み取るには、ひたすら観察!が大切です。

でも、他の犬と会話するときは、ものすごい早さでボディランゲージを発するので、肉眼では見ることができないことも多いです。

そこでおすすめなのが、動画や写真を手あたり次第にとっておき、あとで見直してみることです。私は犬のボディランゲージを観察するために、家でも外でも写真や動画を手あたり次第とりまくり、あとでごそごそ見直したりしています。

すると、最初は「どこか痛いのかな?」くらいにしか思えなかったボディランゲージも実は「こんな意味があったんだ!」と気づくことができます。

特に動画は、スローモーションにして見ると良くわかります。一度ボディランケージを見ることができるようになると、肉眼でもだんだん見ることができるようになるので、とっても嬉しいです。

すると、その時には見られなかったボディランゲージを発見でき、「あのときこんな気持ちだったのか~」と気づくことができます。

犬のボディランゲージ

ここからは、よく見かける犬のボディランゲージをご紹介します。

尻尾を振る

これは、犬を飼ったことがない人でも分かるほど有名なボディランゲージなのではないでしょうか。

「尻尾を振っている=嬉しい・興味がある」が一般的ですが、時には「尻尾を振っている=警戒している」という場合もあるので、状況によって判断するのが大切です。

・尻尾を高く上げている=興味、警戒、喜び

尻尾を振っているとその気持ちが強くて、テンションも上がっているときが多いです

・尻尾を下げている=不安、怖い、警戒

尻尾が後ろ足の間まで丸め込んでしまっている場合は、とっても恐怖を感じています

耳を動かす

犬は何も障害物がなければ、半径1㎞程度の音を聞くことができるといわれています。

人間は耳を動かすことはできませんが(たまに特技でできる人はいますが笑)、犬は耳を前に後ろに動かしながら、その気持ちを表現しています。

・耳を前に出している=注意・警戒・興味

・耳を後ろに倒している=恐怖・不快・嬉しい

※飼い主さんが優しくなでているときに耳を倒すことが多いです。その時は「嬉しい」

お散歩中にほかの犬に対して行うときは「恐怖」(=ビビってます)です。

舌をペロっと出す

我が家の犬に限らず、ほぼすべての犬によくみられるしぐさです。愛犬の写真を撮っていると、舌をペロっと出すしぐさが偶然撮影できることも多いです。

舌をペロっと出しているシーン

・ご飯を配膳する前
・おやつをあげる前
・犬同士で遊んでいる間、遊んだ後

ご飯やおやつを上げる前は、ほぼどのワンちゃんでも見られるかなと思います。特に、写真撮影をしようと、おやつを片手に「マテ!」で待たされているときは、「早くくれよ~」と舌をぺろぺろ出していることが多いです。

舌の出し方

・ペロっと素早く出して口に戻す
・ペロリンと大きく舌を出して、口の周りを一定距離なめて、口に戻す

私が愛犬を観察していて気づいたのが、舌をペロっと出すのも2種類あるということ。

ペロっと素早く出して戻すときに比べて、ペロリンと大きく出しているときのほうが、「テンションが上がっている/感情が強い」ときが多いかなと思います。

舌を出す場所

・右側
・左側
・真ん中

例えば我が家の兄犬くんは、お散歩中に「そっち行きたくない!」と不満のときは、右側にペロっとだします。トレーニング中に「GOOD!」と褒めた後におやつをあげるときは、左側にペロっとだします。ご飯を配膳する前のテンションが上がっているときは、左側に右側にペロリンと大きく出して口周りもなめています。

体をブルブルっとふる

これもめちゃくちゃよく見ます。

体ブルブルのシーン

・お散歩に出ようと家を出た瞬間(※冬場は単に寒い時もあります笑)
・お散歩でほかの犬とご挨拶中、ご挨拶した後
・激しく遊んだ後

基本的には、どのシーンでも「ふー」「落ち着けー」と自分、もしくは相手に伝えています。

人間でも、アスリートやアーティストなど、人前にでる仕事をしている方で、緊張したシーンが始まる時、最中、終わった後に、「ふー」と顔をブルブルっとふっているシーンをたまにお見掛けしますが、あれに近いものがあると思います。(※またまた個人的な意見です笑)

前足の片方をひょいっと上げる

頻度は個体差がありそうですが、ドッグランや病院でよく見かけるボディランゲージです。

前足の片方をひょいっと上げるシーン

・好きなおもちゃやおやつなどを飼い主さんが持ってきたとき(嬉しい/興味)

・散歩中に遠くの方で見知らぬ音や声がきこえたとき(警戒/注意)

・初めて会う犬とご挨拶するとき(緊張/興味)

・散歩中に目の前の草の匂いをクンクン集中してかいでいるとき(興味)

・病院の診察台の上に乗せられたとき(不安/緊張)

他のボディランゲージに比べて、状況も様々で、表現したい感情も様々なのが特徴です。

我が家の兄犬は、好きなおもちゃが登場したときに、必ず右側の前足をひょいっと上げて静止しています。

静止時間も結構長く、私が動かなければ30秒くらいは、フリーズしています笑。

弟犬は、草むらが大好きなのですが、一生懸命匂いをかぐときに、左側の前足をひょいっと上げていることが多いです。

病院の診察台の上に乗せられたときにひょいっと上げる子は、話にはよく聞きますが、実際に我が家の愛犬がやっているところは見たことがありません。

表現する感情の種類は多いですが、初心者さんでも発見しやすいボディランゲージです。(足をあげたまま静止してくれるので笑)

上半身を下にかがめる(プレイバウ)

若い成犬によく見られます。逆にシニア犬でやっている子はあまり見かけたことはありません笑。

「プレイバウ」と言われ、相手に「遊ぼうよ!」と誘っているボディランゲージです。

一度覚えてしまえば、すぐに見分けることができるボディランゲージです。

口も緩んでいて、顔が笑っているような感じなので、すぐにわかりますよ!

挨拶の前後にオシッコをする

これは、犬同士の挨拶を5回見たら、必ず1回は見るといっても過言ではないほど、よく見かけます。

オシッコが出る、出ないにかかわらずしています笑

オシッコをするタイミング

・ほかの犬が近づいてくるとき
・挨拶が終わった後
・ほかの犬同士の挨拶の輪が近くにあるとき

どれも「緊張」の感情表現をしています。

他の犬が近づいてくるときは、「地面のにおいをかぐ」というボディランゲージと一緒に見られることもあります。

近づいているのはわかっているけど「気づいてないふり」をしています笑。

人間でも、緊張したときに「ふふふ~ん」と違う方向を見たり、空を見たり、携帯を見たりすると思うので、一緒です笑

挨拶が終わった後のタイミングでは、「体ブルブル」とした後に、その辺にタタっと走っていき、シャーっとオシッコしていることが多いです笑。

気持ち的には「ふー、緊張したー」かな?と思っています。

相手から顔を背ける・おすわりする

犬は相手がどんな子かな?と知ろうとするとき、「おしり/陰部の匂い」と「顔/耳のにおい」をかぎに行きます。

お互いに緊張が少ない場合は、おしりや顔のにおいをかぎあって、お互いのことを知ります。

でも、どちらが一方が、相手を「怖い」「不安」と思っているときは、かがせようとしません。

それでどうするかというと、「顔をそむける」「おすわりする」というボディランゲージを使って、相手に「やめてください(こわいです)」と伝えています。

単に、匂いをかがせないように避けているので、見ていてよくわかります。

我が家の弟犬は、大きい犬が怖いらしく、大型犬とあいさつするときは結構な割合でおすわりしてしまいます。相手の子は「わかったよ」とやめてくれる子もいますし「いいじゃん!」とおすわりの上から嗅いでいる子もいます。

ちなみに、トレーナーさんいわく、「お尻の匂いを嗅いでもらい、全然怖くなかった!」という経験を積めば、不安なくかがせるようになるそうです。

体をポリポリかく・あくびする

単にかゆくてかいているときも多くあります笑。さらに、単にねむくてあくびしているときも多くあります。笑

ほとんどが、自然現象です。

でも、明らかに「え?いまかゆくなっちゃうの?今あくびするの?」みたいな時があり、それは感情表現しているサインです。(※あまりにも頻繁にかきむしっているときは、皮膚炎などの可能性もあるのですぐに病院へ!)

体をぽりぽりかくシーン
・トレーニング中
・ほかの犬とのコミュニケーションがうまくいかないとき
・ほかの犬同士の挨拶の輪が近くにある時

どれも「うーん、どうしようかな」「どうすればいいか分からないな」という当惑の気持ちを表しています。

人間でも、どうしようか迷っているとき、頭をポリポリかくことありますよね。あれと全く同じです笑

あくびをするシーン

・トレーニング中
・いたずらをして飼い主さんに怒られているとき
・ほかの犬同士の挨拶の輪が近くにあるとき

あくびをするときは、体をポリポリかくときよりも、よりネガティブな気持ちのときが多いかなと思います。「どうしようかな…いやだな」と、「居心地の悪さ」がともなう時や、「やめてほしいな」と相手に気持ちを伝えているときが多いです。

飼い主さんが叱っているのに犬があくびをして「ちゃんと聞いてるの!?」と飼い主さんがさらに怒ってしまうとという「間違い事例」は、よく犬のしつけ本にも登場します。正解は、怒っている飼い主さんへの「もうやめてよ」「居心地悪いな」という愛犬からのメッセージです。

我が家の愛犬たちは、トレーニング中に、飼い主の指示の出し方が悪く、キレの悪いトレーニングを続けていると体をぽりぽりかいています笑。

まとめ

犬のボディランゲージについてご紹介しました。

ここで紹介したものは、ほんの一部。犬たちはもっと様々なボディランゲージで、私たち飼い主にメッセージを発信してくれています。

犬のボディランゲージを見ることができるようになると、もっと愛犬とコミュニケーションが取れるようになり、絆も深まるので、ぜひ愛犬の観察をして、ボディランゲージを読み取って上げれるようになってくださいね。

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